こんにちは!みなさんいかがお過ごしですか?私は最近、よく車を運転するようになりました!(免許を取ったのは4年前ですが、電車での移動が便利な場所に住んでいるので、車に乗る機会があまりなくずっとペーパードライバーでした )
今回は車を運転しながら思い出した信号機の色についてかつて抱いていた疑問「どうして信号の色は緑に見えて青信号というのか」について取り上げたいと思います。
日本では、信号の色は「赤(止まれ)」「青(進め)」「黄(原則、止まれ)」の三色で表します。でも、「進め」を表す信号機の多くはどう見ても緑色。なぜでしょう…
古代、緑は青だった
その謎を解くため、古代の日本語に遡りましょう。かつて、色を表す日本語には赤、黒、白、青しかありませんでした。これらの言葉は、それぞれ赤は「明し」、黒は「暗し」、「白」は「著し(はっきりしている)」、青は「淡し(ぼんやりしている)」に由来しており、もともと色を表すというよりは光の明暗や濃淡を表す言葉だったようです。
これらの名詞は「赤い」のように後ろに「い」をつけてイ形容詞として使えたり、「赤赤と燃える」のように副詞として使えたりします。一方で、それ以外の色を表す緑や黄色、紫などは「緑い」や「緑緑と」のようには言えません。
緑の誕生
そんな時代、青や緑、灰色と言った寒色はすべて「青」と呼ばれていました。しかし、平安時代から鎌倉時代あたりに「緑」と「青」の区別が生まれたと言われます。
以来、青と緑は別の色として認識されるようになりましたが、今でも「青葉」や「青虫」、「青リンゴ」という言葉があるように、緑を青とする表現方法は残っています。
・・・どうやら、信号の色が青と言われるのも、この緑を青と表現する習慣から来ているようです。
信号が青になった経緯
自動信号は1930年にアメリカから日本にやってきました。最初は英語の「green light」から「緑信号」と正式に呼ばれていたようです。ところが、当時の新聞が「青・黄・赤」と報じて以来、緑信号より青信号の方が言いやすいこと、またもともと日本には緑を青と呼ぶ習慣があったことから「信号の色は青」という言い方が広まり、ついには法令上の表記も緑から青に変わったようです。
というわけで、今回は青と緑についてのお話でした。また来週!千絢
English
Hello! How are you all doing? Recently, I have started driving a lot! (I got my driver’s license 4 years ago, but since I live in a place where it’s convenient to take the train, I didn’t have many chances to drive a car and I’ve been a paper driver for a long time )
Today, I want to talk about a question I once had about the colors of traffic lights that I remembered while driving: 'Why does the traffic light looks green but is called a blue light in Japanese?’
In Japan, the traffic light colors are three colors: ‘red’ (stop), ‘blue’ (go), and ‘yellow’ (in principle, stop). However, many traffic lights that indicate ‘go’ look green… Why is that?
In Ancient Times, Green was Blue
To solve this mystery, let’s go back to ancient Japanese. In the past, there were only 赤 (red), 黒 (black), 白 (white), and 青 (blue) in Japanese for colors. These words are derived from 明し (bright), for 赤, 暗し (dark), for 黒, 著し (clear) for 白, and 淡し (faint) for 青 respectively. They were more about the brightness and darkness of the light or the shades of color rather than actual colors.
These nouns can be used as い-adjectives when adding い at the end, like 赤い (red), or as adverbs, like 赤赤と燃える (burning red). On the other hand, colors like 緑 (green), 黄 (yellow), and 紫 (purple) cannot be used that way, such as 緑い or 緑緑と.
The Birth of Green
During that time, colors like blue, green, and gray were all called 青 (blue). However, it is believed that the distinction between 緑 (green) and 青 (blue) emerged around the Heian to Kamakura periods.
Since then, blue and green have been recognized as different colors, but there are still expressions describing green as blue, such as 青葉 (green leaves), 青虫 (green caterpillar), and 青リンゴ (green apple).
…It seems that the reason the color of the traffic light is referred to as blue comes from the custom of expressing green as blue.
How Traffic Lights Became Blue in Japan
Automatic traffic signals came to Japan from the United States in 1930. At first, they were officially called 緑信号 (green light) from the English ‘green light’. However, since newspapers of that time reported them as 青・黄・赤 (blue, yellow, red), the term 青信号 (blue light) spread, because it was easier to say than 緑信号, and because there was originally a custom in Japan to call the color 青, and eventually even the legal description was changed from green to blue.
So, this time we talked about blue and green from traffic lights! See you next week! From Chihiro
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